■店主の間■
1974年8月17日、神奈川県横須賀市生まれ
出生より今日に至るまで、横須賀生まれ横須賀育ちの生粋の「須賀っ子」。
1995年、「東京製菓学校」を卒業。
同年、実家業である「有限会社いづみや」入社、現在に至る。
2002年、渡米、日米友好国際交流の一環として、オレゴン州ポートランドにて行われる「ローズフェスティバル」の一環である「japan
week」における和菓子の実演/指導にあたり、「ロイヤル・ロザリアン」の称号を受称。
趣味/音楽鑑賞、地域のイベント等でライブをやる事もあり、地元では「お歌のお兄さん」で知られるミュージシャンの一面も、
2002年にアメリカに和菓子の実演/指導に行った際、ポートランド市長より頂いた「称号状」です。
お恥ずかしながら、御菓子で何か頂いたのは、この一枚くらいなんですけど・・・f(^o^;)
なんかお話を頂いた際に「ホントに私なんかでいいんですか?」って思ったのですが、実際行ってみて、異文化の中で、自分の業(和菓子)がいかに「世界に誇れる母国の食文化」であるのか?と言うことを体感し、自身の中での職務に対する意識と姿勢に対し、大きな影響となった一枚です。この1年後に、先代(父)より、会社を任せていただきました。菓子コンクール等に一度も出品したこともなく、何の賞も頂いたことのない私ですが、日米友好親善都市「横須賀」の一和菓子職人として、唯一自慢の一枚です。
横須賀の街を歩いていると、やはり外国人の方の姿をよく見かけます。横須賀市のメディアは「カレー」「副都心」「IT先進都市」など、様々なイメージを主張しておりますが、実際、全国の方からみた「横須賀」のイメージは「米軍基地」「海上自衛隊」の方が強いんじゃないかな?と思います。事実三方を海に囲まれた「横須賀/三浦半島」では、船をよく見かけます。「国際海の手文化都市」というフレーズは、まさに適しているのかな?
そんな私も英語はまったくの×なのですが、アメリカでのパフォーマンスの際一番に感じたことは、「私は日本人である」という事、言葉は通じなくとも異国の歴史ある食文化において、彼等は深い関心と高い評価をくださいました。それは私にとって、自らの業(和菓子)が、世界に誇れる文化であり、またその「誇り」を忘れかけていた自分を恥ずかしく思うモノでした。「私達は日本人」世界に誇れる歴史と文化を携えた人種なのです。
中でも彼等が一番興味を示したのはやはり「煉切」でした。私も一番大好きで、得意とする分野でのパフォーマンスでしたので、かなり熱が入り盛り上がりました。
私は彼等に「煉切」を紹介する際に「世界一繊細で美しい表現の出来る食材です」と、紹介しました。今でも私はそうであると確信しています。これほどまでに滑らかで淡い表現力は、まさに日本を代表する「芸術」といってもいいでしょう。無論その他にも世界に誇れる「日本食材」が多々ありますが、私の一番オススメジャンルです。「食」とは、「見て、香って、味わって」と、この三つのバランスがとれて、初めて楽しめるモノだと私は思います。和菓子におけるコレを最もバランスよく満たした食品こそ、まさに「煉切」だと私は思えるからです。勿論焼きたてのどら焼きや蒸かしたての饅頭なども、それはたまらない「一品」なのですが、見る/見せるにおいて卓越した演出力を秘めたるは、まさに「世界一」を誇る、この「一品」なのです。
伝統細工菓子「鋏(はさみ)菊」・・・「煉切製」
「店主の独り言」・・・店主の呟き(不定期更新)
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